【教育心理学】
 
単  位:2単位 単位認定者: 石井幸江
授業期間: 後期  15コマ 科目分担者: 田邊昭雄
授業形態: 講義  週1コマ
 
教職課程科目 教育の基礎理論に関する科目
各科目に含めることが必要な事項 ・幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程(障害のある幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程を含む。)
 
教育目標

学校現場における子どもの課題や問題解決に必要な知識の習得並びにより有効な教授・学習方法について理解することを目標にする。家庭的・社会的背景や子どもの発達,成長をもとに教育心理および発達心理学・学習心理学的見地からの理解を深め、より有効な教育実践に結びつけることを目標とする。

教育内容

本講義では、人間の成長や発達を教育心理と学校教育の立場から考える。今、学校で起きてている問題を中心に、各発達段階ごとにいじめや、不登校、虐待、貧困などの理解を深めると同時に新たな学習の在り方について,事例をとおして具体的に学ぶ。また,そのために必要な、教育観、人間観などについても模索しながら授業をすすめる。

教育方法

毎回配布するプリントと資料において、講義形式を中心に対話型のグループワーク等を交えながらおこなう。

 
講義内容(シラバス)
項  目 担当者 授業内容

1回

オリエンテーション
教育心理学

石井

授業内容と授業の進めかたについてガイダンスし、評価方法を伝える。
教育心理学とは何かについて概観する

2回

現代の子どもの心理学的特徴と教育・学校

石井

人間の成長過程のおいて、子ども時代の意味や確立すべき課題について考える。それらに伴う教育の役割を学校で起きている問題を通して考える。

3回

発達過程と教育(1)

石井

ライフサイクルにおける心理的特徴を理論的に学び、各段階における課題と特徴について理解を深める。

4回

発達過程と教育(2)

石井

エリクソンとフロイトの発達論を中心に、様々な発達理論から子どもの成長と課題を理解する。

5回

発達過程と教育(3)

石井

乳幼児期~幼児期の発達の特徴と課題

6回

発達過程と教育(4)

石井

学童期~思春期の発達と特徴と課題および「幼児期涵養」について

7回

発達過程と教育(5)

石井

青年期の発達と特徴と課題

8回

現代の学校における様々な問題

石井

不登校・発達障害・いじめなどの問題を発達の観点より理解を深める。

9回

学習と認知過程(1)

田邊

学校における児童生徒の学習活動と,それを支援する教師の教育活動を,どのように捉えるかについて概観する。

10回

学習と認知過程(2)

田邊

学習活動の基礎となる認知過程について,具体例を通して詳細に検討する。

11回

学習への動機づけ(1)

田邊

外発的動機づけと内発的動機づけについて,様々な研究例と実践例を通して具体的に学ぶ。

12回

学習への動機づけ(2)

田邊

内発的動機づけをいかに育てるか,学習環境の整備と「未来に備える学習」の視点から具体的に考察する。

13回

能動的な学習

田邊

児童生徒の主体的な学習としてのアクティブラーニングについて,対話型ワークショップによる「知の更新」としての側面から具体的に論じる。

14回

評価

田邊

協調的問題解決能力や主体的な学習能力が強調される新しい学びについて,新たな評価の在り方について考察する。

15回

まとめと試験

田邊

授業全体のまとめと振り返りを行い,試験を実施する。

 
到達目標

複雑・多様化する子どもの問題に対する教育的支援およびその援助方法について理解を深め、実践できる能力を身につけることを到達点とする。

評価基準

小レポート・試験・平常点にて評価する

準備学習
(予習・復習)

子どもに関する問題に対して日常的に関心を持って生活し,その中で生じる疑問や意見等を持って授業に臨むことを期待する。また,教師志望者はボランティア活動など実践的に学ぶことが望ましい。

その他

学校教育臨床の観点並びに学習心理学の視点から教育心理を理解し、教師として必要な知識の習得を中心に授業をすすめる。従って,ここで触れられない関連分野は授業で紹介する参考図書等で自主的に学ぶことを要する。

 
  (書  名) (著者名) (出版社名) (定価)
教科書 (なし)
参考書 教職をめざす人のための教育心理学 藤田主一・楠本恭久 福村出版 2,200円