【現代化学II】
(Modern Chemistry Ⅱ)
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[生物科学科
2群 選択 科目(配当年次:
第2学年 )
] |
単 位:2単位 | 単位認定者: 寺林隆志 |
授業期間: 後期 15コマ | 科目分担者: |
授業形態: 講義 週1コマ |
授業の目的 |
現代化学Ⅰに引き続き、生体に関わる元素と基本分子を学習し、さらに糖質、脂質など生命を担う分子群について学び、細胞の機能、生体エネルギー、生体の情報伝達システムなどの生命と機能と化学のかかわりを学ぶことの出来る基礎を身に付けることを目標とする。 |
教育内容 |
生体を構成する元素と基本分子(単糖など)の構造と機能ならびにその基本分子から構成される物質(生命を担う分子群)の構造と機能について講義する。 |
教育方法 |
パワーポイントを利用して講義を進行する。各画面のプリントを配布するので、余白に必要事項を記入して講義ノートを作成する。毎回、講義の最後に重要項目が理解されているかどうか演習として出題し、書かせる。 |
講義内容(シラバス) |
回 | 項 目 | 担当者 | 授業内容 |
1回 |
イントロダクション |
寺林 |
講義の概要、各項目のアウトライン |
2回 |
生体を構成する元素と基本分子⑴ |
寺林 |
生体の元素組成と分子組成 |
3回 |
生体を構成する元素と基本分子⑵ |
寺林 |
単糖(糖質の基本単位)の種類、単糖の構造 |
4回 |
生体を構成する元素と基本分子⑶ |
寺林 |
単糖の性質、単糖の反応 |
5回 |
生体を構成する元素と基本分子⑷ |
寺林 |
脂肪酸(脂質を構成する基本分子)の種類と性質、脂肪酸の反応 |
6回 |
生体を構成する元素と基本分子⑸ |
寺林 |
アミノ酸(タンパク質の基本単位)の種類と構造、アミノ酸の性質 |
7回 |
生体を構成する元素と基本分子⑹ |
寺林 |
アミノ酸の反応、ヌクレオチド(核酸の基本単位)構造と性質 |
8回 |
生命を担う分子群⑴ |
寺林 |
糖質(オリゴ糖、多糖)の種類と性質 |
9回 |
生命を担う分子群⑵ |
寺林 |
脂質の種類、中性脂肪、リン脂質、糖脂質 |
10回 |
生命を担う分子群⑶ |
寺林 |
リポタンパク質、ロウ、エイコサノイド、テルペンとステロイド、生体膜 |
11回 |
生命を担う分子群⑷ |
寺林 |
ペプチドとタンパク質、オリゴペプチドとポリペプチドの種類 |
12回 |
生命を担う分子群⑸ |
寺林 |
タンパク質の種類と性質 |
13回 |
生命を担う分子群⑹ |
寺林 |
タンパク質の構造、核酸の種類と構造、核酸の機能 |
14回 |
生命を担う分子群(7) |
寺林 |
ビタミンと補酵素 アミノ酸由来の含窒素化合物等 |
15回 |
まとめ |
寺林 |
全体の確認と復習 |
到達目標 |
生命を構成する基本分子ならびに生命化学に関する化学過程および糖質、脂質、タンパク質など生命を担う分子群について理解する。 |
評価基準 |
期末試験、レポートおよび小テスト結果を総合して評価する。 |
準備学習 (予習・復習) |
指定している教科書におおむね沿って講義を行うので、事前に該当する項目を予習してくること。 |
(書 名) | (著者名) | (出版社名) | (定価) | |
教科書 | ライフサイエンス系の化学 | 三浦敏明他 | 三共出版 | 2,808円 |
参考書 | (なし) |