【基礎化学I】
(Chemistry Ⅰ)
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[物理学科
2群 必修 科目(配当年次:
第1学年 )
] |
単 位:2単位 | 単位認定者: 犬井洋 | 教員免許取得のための必修科目 |
授業期間: 前期 15コマ | 科目分担者: | 科目:教科に関する科目(中・高 理科) |
授業形態: 講義 週1コマ | 施行規則に定める科目区分:化学 |
授業の目的 |
化学の論理的基礎である原子論を習得することで、化学全般(特に後期の基礎化学Ⅱや基礎化学実験)に対して興味を持って取り組むための原動力にする。 |
教育内容 |
原子構造、量子数、電子配置から元素の周期性を学び、ルイス構造式、VSEPR理論、混成軌道により分子の形や性質を理解する。 |
教育方法 |
基本的には教科書の内容に沿って進めるが、必要に応じて一部省略したり、教科書に記載されていない内容についても触れる。講義は板書により進めるが、実験や映像を用いた講義を行う場合もある。講義内には必ず内容確認の小テストを行う。 |
講義内容(シラバス) |
回 | 項 目 | 担当者 | 授業内容 |
1回 |
序論 |
犬井 |
講義の目的と概要、化学の基本事項の確認、演示実験 |
2回 |
原子論の成立(1) |
犬井 |
原子、原子量、同位体、放射性崩壊 |
3回 |
原子論の成立(2) |
犬井 |
分子、イオン、式量、物質量 |
4回 |
元素周期表と元素合成 |
犬井 |
宇宙における原子核合成、質量欠損 |
5回 |
原子構造(1) |
犬井 |
原子模型、水素原子スペクトル、光の性質 |
6回 |
原子構造(2) |
犬井 |
ボーアの理論、物質波 |
7回 |
原子構造(3) |
犬井 |
シュレーディンガー方程式の誘導と解、量子数 |
8回 |
原子構造(4) |
犬井 |
電子配置、フント則、パウリの排他律 |
9回 |
元素の周期性(1) |
犬井 |
有効核電荷、スレーターの経験則、原子半径 |
10回 |
元素の周期性(2) |
犬井 |
イオン化エネルギー、電子親和力、電気陰性度 |
11回 |
化学結合 |
犬井 |
共有結合、イオン結合、双極子モーメント |
12回 |
分子の形(1) |
犬井 |
ルイス構造式、形式電荷、共鳴 |
13回 |
分子の形(2) |
犬井 |
原子価殻電子対反発理論(VSEPR理論) |
14回 |
分子の形(3) |
犬井 |
混成軌道 |
15回 |
まとめ |
犬井 |
全体の確認と復習 |
到達目標 |
原子、分子の構造と性質を理解すること。 |
評価基準 |
定期試験の結果によって評価する。なお、欠席は減点する。 |
準備学習 (予習・復習) |
復習を十分に行い、次の講義に臨むこと。 |
(書 名) | (著者名) | (出版社名) | (定価) | |
教科書 | 化学入門コース1 化学の基礎 | 竹内敬人 | 岩波書店 | 3,024円 |
参考書 | (なし) |