【基礎化学II】
(Chemistry Ⅱ)
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[物理学科
2群 必修 科目(配当年次:
第1学年 )
] |
単 位:2単位 | 単位認定者: 犬井洋 | 教員免許取得のための必修科目 |
授業期間: 後期 15コマ | 科目分担者: | 科目:教科に関する科目(中・高 理科) |
授業形態: 講義 週1コマ | 施行規則に定める科目区分:化学 |
授業の目的 |
基礎化学Iで習得した原子論を基に、物質の状態や反応に関する化学の基礎を習得する。 |
教育内容 |
気体、液体、固体に関する法則や酸塩基、酸化還元、有機反応の基礎的理論を理解する。 |
教育方法 |
基本的には教科書の内容に沿って進めるが、必要に応じて一部省略したり、教科書に記載されていない内容についても触れる。講義は板書により進め、関連する例題とその解答を提示することで理解の定着を図る。また、実験や映像を用いた講義を行う場合もある。講義の最後には必ず内容確認のための小テストを行う。 |
講義内容(シラバス) |
回 | 項 目 | 担当者 | 授業内容 |
1回 |
序論、物質の三態 |
犬井 |
講義の目的と概要の説明、基本事項の確認、物質の三態 |
2回 |
気体(1) |
犬井 |
圧力、絶対温度、ボイル・シャルルの法則 |
3回 |
気体(2) |
犬井 |
理想気体、ドルトンの分圧の法則 |
4回 |
気体(3) |
犬井 |
実在気体、ファン・デル・ワールス式 |
5回 |
気体(4) |
犬井 |
分子間力、気体分子運動論 |
6回 |
液体と固体 |
犬井 |
蒸気圧と沸騰、結晶、相図 |
7回 |
溶液(1) |
犬井 |
濃度、理想溶液と実在溶液、ラウールの法則 |
8回 |
溶液(2) |
犬井 |
沸点上昇、凝固点降下、浸透と逆浸透 |
9回 |
酸と塩基(1) |
犬井 |
定義、電離度、電離定数、オストワルトの希釈律、水のイオン積、pH |
10回 |
酸と塩基(2) |
犬井 |
中和反応、塩の加水分解、緩衝液、ヘンダーソン・ハッセルバルヒの式 |
11回 |
酸化と還元(1) |
犬井 |
定義、酸化数、酸化還元反応 |
12回 |
酸化と還元(2) |
犬井 |
イオン化傾向、電池、電気分解、ネルンストの式 |
13回 |
有機化学(1) |
犬井 |
分類と異性体、アルカン、アルケン、アルキンおよびハロゲン化アルキルの構造と基本反応様式 |
14回 |
有機化学(2) |
犬井 |
芳香族化合物の反応と置換基効果 |
15回 |
まとめ |
犬井 |
全体の確認と復習 |
到達目標 |
物質の状態や反応に関する化学の基礎を理解する。 |
評価基準 |
定期試験の結果によって評価する。なお、欠席は減点する。 |
準備学習 (予習・復習) |
復習を十分に行い、次の講義に臨むこと。 |
(書 名) | (著者名) | (出版社名) | (定価) | |
教科書 | 化学入門コース1 化学の基礎 | 竹内敬人 | 岩波書店 | 3,024円 |
参考書 | (なし) |