【生物地球化学】 [化学科 3群 B選択 科目(配当年次: 第2学年 ) ]
[生物科学科 3群 A選択 科目(配当年次: 第2学年 ) ]
 
単  位:2単位 単位認定者: 辻尭
授業期間: 前期  15コマ 科目分担者:
授業形態: 講義  週1コマ
 
教育目標

近年、世界的に深刻な公害や地球環境問題が多発する中で、今後とも長期間にわたって人類が生存していくためには地球という巨大な一つの有機的なシステムを科学的に理解し、起こる変化に的確に対処していくことが不可欠になっている。生物地球化学はそのための科学であり、ここではそれに必要な基礎を学ぶ。

教育内容

生物地球化学は微生物から地球全体までを研究対象とするために、関連する学問分野は非常に広範になる。この講義で主に触れるのは、地球化学・生態学・微生物生態学・進化学、および社会学・政治学・哲学など社会科学の一部であり、これらを総合的に取り扱う。

教育方法

授業の開始時に配布するプリントに沿って授業を行なうが、それ以外にOHPやビデオやパワーポイントなどの画像も適宜使用する。一方通行の講義を避ける為には、期末テスト以外に中間テストを実施すると共に、授業の終了直後の質問を得点制にして強く推奨する。

 
講義内容(シラバス)
項  目 担当者 授業内容

1回

公害と地球環境問題(1)

日本の公害問題の歴史

2回

公害と地球環境問題(2)

日本の公害問題の新しい話題

3回

公害と地球環境問題(3)

世界的な環境問題

4回

生物地球化学の紹介・歴史

研究分野の概念、方向、および現代的意義・歴史

5回

自然界の物質循環(1)

自然界の主要な生元素(生体を構成する元素)の中で炭素の循環を概観する

6回

自然界の物質循環(2)

主要な生元素の中で窒素の循環を概観する

7回

自然界の物質循環(3)

地球上の水の循環を概観する。中間テストの実施

8回

生物圏の歴史(1)

生命の誕生と生物圏の成立・拡大

9回

生物圏の歴史(2)

生命の進化

10回

生物圏の歴史(3)

生物の代謝系の進化

11回

生物と環境の相互作用(1)

生物地球化学と生態学の考え方、 および食物連鎖

12回

生物と環境の相互作用(2)

高等植物や微生物と自然環境の相互作用

13回

生物と環境の相互作用(3)

海洋生物と自然環境の相互作用

14回

地球環境問題を考える

公害や地球環境問題を解決するための新しい視点

15回

まとめ

全体の確認と復習

 
到達目標

地球や自然環境またはそれと関連の深い生物圏や人類社会を、歴史的・自然科学的・社会的・哲学的な視点から考えることのできる素養と能力を身につけること。

評価基準

評価項目と配点比率は、中間テスト(32%)・期末テスト(32%)・出席意欲(32%)および質問回数(4%以上)である。前記2回のテストは記述式が中心で、授業内容の理解度・環境科学の常識・文章の論理性および読み易さなどの諸項目により評価する。

準備学習
(予習・復習)

授業中に次回講義のプリントも配付するので、目を通し、次回授業の筋を考えておくこと。

その他

履修希望者が極めて多い場合には、授業中に私語など他人の迷惑になるような行動を取らないことを誓約した人を優先するなどにより、人数を制限することがある。

 
  (書  名) (著者名) (出版社名) (定価)
教科書 教科書の代わりにプリントを配布
参考書 地球システムの崩壊 松井 孝典 新潮社 1,100円
不都合な真実、切迫する地球温暖化 アル・ゴア著、枝廣淳子訳 ランダムハウス講談社 2,940円