【無機化学実験】
(Inorganic Chemistry(Laboratory))
[化学科 3群 必修 科目(配当年次: 第2学年 ) ]
 
単  位:2単位 単位認定者: 弓削秀隆 教員免許取得のための必修科目
授業期間: 前期  60コマ 科目分担者: 梶山和政 吉田純 犬井洋 神谷昌宏 科目:教科に関する科目(中・高 理科)
授業形態: 実習  施行規則に定める科目区分:化学実験(「コンピュータ活用を含む。」)
 
授業の目的

基礎的な化学実験の操作法、合成手法、分析同定法を実技を通して体得し、周期表の各元素の性質を基にして、物質を操るための専門基礎的実践力を養成する。

教育内容

化学実験の技術と原理が、総合的に理解できるように、化合物合成と精製、各種分析法、道具作りとしてのガラス細工を行う。

教育方法

無機化学の基本的な現象を実験を通じて、実際に体験、観察する。同時に化学実験の基本操作法や技術を、教科書を用いて原理を確認しながら身につける。

 
講義内容(シラバス)
項  目 担当者 授業内容

1回

実験講義・準備

担当者全員

開始にあたっての注意、グループ分けを行う。
物質の精製、金属錯体の合成について解説する。
器具の点検、洗浄などの準備をする。

2回

ガラス細工

担当者全員

伸ばす、切る、つなぐなどの基本操作とガラス玉、ピペット、T字管を作成する。

3回

Werner錯体の合成と分析

担当者全員

コバルト錯体の合成、およびキレート滴定法による含有コバルトを定量分析する。

4回 〜5回

多核錯体の合成と利用

担当者全員

モリブデン酸の縮合したポリオキソメタラートを合成し、比色法によるリンの定量分析を行う。

6回 〜7回

光学活性物質の合成と旋光度

担当者全員

光学活性なコバルト錯体を合成、光学分割し、旋光度を測定する。

8回 〜9回

酸化還元

担当者全員

モール塩を合成し、電位差滴定によって鉄を定量分析する。

10回

ポルフィリン錯体の合成

担当者全員

ポルフィリン化合物の合成と同定を行う。

11回

ニッケル触媒を用いた芳香族ボロン酸とハロゲン化芳香族とのクロスカップリング

担当者全員

芳香族ボロン酸とハロゲン化芳香族を用いてニッケル触媒によるクロスカップリング反応を行う。

12回

非ベンゼン系芳香族化合物・フェロセンの合成

担当者全員

有機遷移元素化合物であるフェロセンを合成し、可逆に酸化還元反応を起こしうることを確認する。

 
到達目標

合成と分析の実験技術を十分に習得し、通常の化学実験が自力で行えること。

評価基準

レポート、期末試験により総合的に評価する。積極的な実験への参加を加点対象とする。

準備学習
(予習・復習)

実習書をもとに実験の流れを把握しておくこと。不明な物質、器具については予め「化学辞典」等により調べておくこと。

その他

配布する実験テキストは、あくまで実験のガイドラインであり、テキストを参考にして教科書、各種実験書などの文献で調べること。

 
  (書  名) (著者名) (出版社名) (定価)
教科書 (無機・分析化学実験テキスト)
実験を安全に行うために 第8版 化学同人編集部 編 化学同人 864円
続・実験を安全に行うために 第4版 化学同人編集部 編 化学同人 864円
シュライバー・アトキンス 無機化学 第6版 上・下 D.F.シュライバー、P.W.アトキンス他 東京化学同人 上 7,020円、下 7,020円
参考書 (なし)